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Discography

サイクロトロン

    EP 5曲

  • 01 スクリームドG 3:29
    02 余裕もなかった 2:57
    03 停滞突破 3:09
    04 サイクロトロン 4:00
    05 ?(可能性という名のクエスチョン・マーク) 9:36


  • サイクロトロン

サイクロトロン

  • 2004年に自主制作したもののリリースです。シュールで歪んだ世界。
    5曲目はノイズだけで日常を組み立ててみたというか。

Lyrics

    01 スクリームドG

    • 防御するセンサーを持った虫が頭の中で上空を飛ぶんだ
      シャットダウン 誰かおれを止めろ
      暗号解読不能な日常
      Freeze! おれ どっか狂った
       
      巨大化するハサミを持った虫が枠組をはみだして飛ぶんだ
      シャットダウン 誰かおれを止めろ
      そうだ あの娘がきっとコントロールしてくれる
      Please! そう おれの免疫
       
      I screamed, #‡¶*♀♂♭・†
      暗号解読不能な日常(Why do I do it ? I wish that I am I)
      I screamed, #‡¶*♀♂♭・†
      暗号解読可能不可能可能不可能可能不可能
      (What is it ? yes, I know I don't know)
      #‡¶*♀♂♭・† Why do I do it ?
       
      名無しさんの発言 : わたしイカレチャッタ
      名無しさんの発言 : 逃げるんだ出口(exit)へ
      enter - shift - return - option - clear
      実行キーをもう一度押して 
      Freeze! おれ どっか狂った
       
      I screamed, #‡¶*♀♂♭・†
      洗脳撃退スプレーで蚊を殺す
      (Why do I do it ? I wish that I am I)
      I screamed, #‡¶*♀♂♭・†
      暗号解読可能不可能可能不可能可能不可能
      (What is it ? yes, I know I don't know)
      #‡¶*♀♂♭・† Why do I do it ?
       
      uproad: G
      予告します。明日のPM5:00 に総武線※※駅で、
      アッと世間を驚かす事件が……
       
       D.N.A + 心 = 人間
       
      Freeze! おれ どっか狂った
    • 02 余裕もなかった

    • 出会いの予感に打ち拉がれ
      世界の隙間に穴を開け
      優しさのある場所に手を延ばした
      抑鬱状態 位相 パラドックス
      働き蜂の飛行/逆飛行
      三度目は笑劇(ファルス)が現実(リアル)となり
       
      惑わす夢(シーツについた赤い精液)
      砕かれてきみの花咲かす
      余裕もなかった
       
      TAGC πr2
      ◯の内側に住むこの象を視ろ
      死に絶えても残る空の雲
      欲動の永遠回帰を否定
      世界の隙間に穴を開け
      優しさのある場所に手を延ばした
       
      シーツについた赤い精液(惑わす夢)
      砕かれてきみの花咲かす
      余裕もなかった
       
      ところで明日は連絡しよう
      高幡不動で待ってるから
      生身のあなたにさ、会ってみる
       
      惑わす夢(シーツについた赤い精液)
      砕かれてきみの花咲かす
      余裕もなかった
    • 03 停滞突破

    • 動イテル ココニアルノハ「命」
      内側に満ちた透明な膜が裂け
      溢れだす飛沫に濡れ 跳びあがる
      蕾が開いて 外側に雌蘂を伸ばす
       
      懐胎 内破 生体 ジェンダー
      形態 サイバー 停滞突破
      暮らしの窓を通過する血液の流れ
      存在 交差 境界 メタファー
      媒体 対価 停滞突破
      生活に突き当たって裂けたリンパ腺
       
      手を伸ばし近づいたら突き放し遠ざかった
      ふたつの世界が重なって
      虹が出て暮らしの窓を通過して色を失った
      裂け目から芽を伸ばす
       
      懐胎 内破 生体 ジェンダー
      形態 サイバー 停滞突破
      暮らしの窓を通過する血液の流れ
      存在 交差 境界 メタファー
      媒体 対価 停滞突破
      ブルドーザーが埋め立てる区域まで
       
      動イテル ココニアルノハ「命」
      部屋を出ていくと 社会が線で引かれる
       
      道路は延びて裂け目をつくり
      フェンスの前で裏側を見る
      複眼を持った虫たちが飛ぶ壁の隙間
      電車は今日も運ばれていく
      内側に満ち世界が動く
      ぼくの殻を破った 「少し先で」
    • 04 サイクロトロン

    • 心がどこにあるのか知らず 見せろといわれ見たこともなく
      「心」と書いたTシャツを着て いつもの路地を左に曲がる
      ベランダに吊るされた赤い靴下みたいな心臓を見た
      青空だけがリアルな街で 揺れ動いてる影
      陽に照らされてしぼんでゆく どこかで涙が渦を巻く
      道路に落ちて干からびて跡形も残らない
       
      人間のマークが貼られた根本から折れた標識があった
      皮を剥くようにめくってみると黒い大きな穴が開いていた
      出口はすぐに彼方になってこれ以上外には出られなくなる
      マークは歩くヒトとなって誰かを追い抜いた
      信号がまた青になる どこかで怒鳴り声がする
      悲鳴を聞いたんだ 通り過ぎて信号が変わる
       
      今日もマシンが回転する どこかで涙が渦を巻く
      分解されてホースを流れ壁に染み込む
       
      裏側には何もない敷地 見境なく植物が茂り
      捨てられた洗濯機のようなマシンが今日も回転する
      屋根の向こうにビルがあって誰かが誰かを追い抜いていく
      見上げると空がすぐそこまで近づいてきていた
      今日もマシンが回転する どこかで涙が渦を巻く
      分解されてホースを流れ壁に染み込む
      「心」と書いたTシャツが何百枚もマンションの
      ベランダに干されてたんだ白く漂白されて
    • 05 ?(可能性という名のクエスチョン・マーク)

    • 可能性という名のクエスチョン・マーク
       
      4月12日(土)晴れ。いつものようにぼくは眼を醒ます
       
      窓から光が差し込んできた 壮大な夢とこの小さな部屋で
      唄う 奏でる を繰り返した あっ ところでテレビは壊れてしまった
      受信感度が極度に落ちて 粗い画像が斜めにぶれる
      映っているのは そう たぶん海 この部屋の空気のような湿った海岸
       
      テーブルの引きだしには街があって 開けるとおもちゃのように人が動いている
      鳥がいま一羽飛び出してきて 部屋を舞ってテレビの画面に入る
      表で踏切の音がしたので カーテンを開けた 白い空が見える
      生活がこうして今日も始まる 鳥はいま海に出るルートを探している
       
      太陽はたぶん明日も昇るだろうと思う。
       
      ぼくは飛び起きて歯を磨き楽器を弾いた。
       
      (さぁ跳ぼう 暮らしの窓を開けて)
      (さぁ跳ぼう 暮らしの窓を開けて)
       
      世界ではいま何が起きているんだろう?
       
       
      わたしたちは「わたしたち」の組み替え作業を行う
       
      たちわたし わたちたし しわちたた たしちたわ ちしたたわ
      ちわたした たしわちた わしたちた したちわた わたしちた
      たわしたち たしたちわ たたちしわ したわちた ちたしたわ
      わちしたた たわちした したたわち たしたわち ちわたたし
      わしちたた  >BUG<  わたしたち わたしたち わたしたち
      わたしたち わたしたち
       
      後方にバックします、注意してください。
       
       
      覚醒 蘇生 妖星 永世
       
      窓から光が差し込んできた 壮大な夢とこの小さな部屋で
      唄う 奏でる を繰り返した あっ ところでテレビは壊れてしまった
      受信感度が極度に落ちて 粗い画像が斜めにぶれる
      映っているのは そう たぶん海 この部屋の空気のような湿った海岸
       
      さぁ跳ぼう 暮らしの窓を開けて
      さぁ跳ぼう 暮らしの窓を開けて
       
      テーブルの引きだしには街があって 開けるとおもちゃのように人が動いている
      鳥がいま一羽飛び出してきて 部屋を舞ってテレビの画面に入る
      表で踏切の音がしたので カーテンを開けた 白い空が見える
      生活がこうして今日も始まる 鳥はいま海に出るルートを探している
       
      さぁ跳ぼう 暮らしの窓を開けて
      さぁ跳ぼう 暮らしの窓を開けて

      ぼくは飛び起きて海に出かけた。
       
      クエスチョン・マークという名の可能性

      海から戻ってきたぼくは、曲を一曲完成させて、
      それをきみに届けに行くつもりだ。

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アルバム紹介