音声ファイルをMIDI変換して再演奏する
-
noteに投稿した「譜面、あるいは演奏/録音のテクノロジー」のなかで、「WaveTone」を使った音源を紹介している箇所があるのですが、他にもまだいくつか音源が残っていたので、こちらのページにまとめておきます。
「WaveTone」は、音声のスペクトル表示や、テンポ、コードなどを解析できる多機能な採譜支援ソフトなのですが、音データをMIDIデータに変換できる機能もあり、出力されたMIDIファイルを再演奏してみたものがここに置いてある音源です。作曲の手法のようなアイデアで試してみました。
まずは、曲を解析→再演奏したもの。
ロマネスク街を訪れる女たち(ソラ・アオイデー)
曲のノートを解析してMIDIに変換したファイルをオルガン演奏したもの
データ・イン・ダスク(アストロライフ@サイバーパーク)
曲のノートを解析してMIDIに変換したファイルをピアノ演奏したもの
つぎに、効果音などの非楽音を解析したものです。下はテレビから録音した音声で、会話や笑い声などが録音されています。
効果音:テレビ(元の音声)
この音声は曲ではないので、メロディーやリズム、コードといったものはないのですが、これを無理矢理解析してみました。前半はノート、後半はコードを解析させてピアノで演奏しています。なんていうか、無調の現代音楽風になっています。
効果音:テレビ(ノート解析→コード解析)
もうひとつ、こちらは、プリンタの動作を録音した機械音です。元の音声が流れたあと、解析した演奏が始まります。
効果音:プリンタ(元の音声→解析した演奏)
(2024年12月26日)